今日から鳥取県立博物館にて
『長くつ下のピッピの世界展』が始まりました。
https://www.nnn.co.jp/event/pippi/
スウェーデンの児童文学作家であり
世界で愛される
『長くつ下のピッピ』の作者である
ストリッド・リンドグレーンさん。
リンドグレーンさんの激動の半生が衝撃でした。
(ピッピの印象でしかなかったので。。)
子どもの人権や権利の擁護者としても知られ
あらゆる虐待に反対の立場を表明した
オピニオンリーダーと言われているそう。
1978年にドイツ書店協会平和賞授賞式で
行ったスピーチ
「暴力は絶対だめ!」は名演説となり
翌年のスウェーデンにおける
子どもへの体罰禁止の法制化へとつながり
本としても出版されているそうです。
会場で販売されていたので購入し読んでみました。
(こちらは、まちなか拠点においてありますので ぜひ読んでみてくださいね)
スピーチには
子どもへの暴力や圧力について
子どもを従順に服従させるため
大人の身勝手な圧力や暴力は許されないこと。
起こってしまった暴力の
背景を知ることも必要だけれど
世界で起こる暴力
戦争のない平和な社会をつくるには
子どもたちに愛情いっぱい育てること。
愛情いっぱいに育てられ
親を愛している子どもは
自分のまわりの人すべてに対する
愛情深い接し方を親から学び
これを終生持ち続けると
リンドグレーンさんは伝えています。
第2次大戦後の混乱している社会の中で
こういった声をあげる勇気も凄いと思ますし
スピーチは、今読んでも心に響く言葉
きっと本当に大切なことは時代が変わっても
変わらないんだと思いました。
自分の思考や価値観を
人に押し付けることなく
また、人の価値観を
押し付けられるでもなく
ただ『そうである』と受容し
自分の意見をユーモアまじえて
温かく話せる
リンドグレーンさんって
素敵な人だったのだろうなと
憧れと尊敬を抱いて
会場をあとにしたのでした。
この『長くつ下のピッピ展』
またゆっくりと行きたいです。
鳥取県立博物館では
新型コロナウイス感染拡大防止の
対策をされていました。
受付には名前や連絡先を書く記録用紙もあり
アルコール消毒はもちろん
スタッフの方はマスクをされていましたし
私たちも消毒持参でマスクをしていきましたよ。
みなさまも対策をして
お出かけしてみてくださいね。
(外出自粛になったら控えましょう~)