12月になり、雛人形を選びに店舗へ足を運ばれる方も多いかと思います。
雛人形を選ぶときの優先ポイントはありますか?
「部屋のテイストに合うもの」「収納スペースに幅をとらないもの」「出し入れしやすいもの」「コンパクトなもの」「予算内のもの」とご家庭によってポイントは異なるかと思います。
また、雛人形の種類はたくさんあり、お値段もピンキリで、どれがいいのか悩むことも。
雛人形は、マイホームを購入するのと同じように、その子にとって「一生に一度」のこと。
ご両親、おじいちゃんやおばあちゃんからの「健やかな成長を願う」気持ちが雛人形に込められ、お子様にとっても大事な宝物になります。
今回は、倉吉市にある創業大正2年、節句飾り(ひな人形、五月人形、鎧、兜、鯉のぼり)の専門店である「人形のたいら」様に、雛人形の選び方や飾り方を教えていただきました。
◆雛人形を購入する時期は、いつが多いですか?
毎年1月~2月上旬がとても多いです。
12月は雛人形の種類が一番揃っている時期になるので、ゆっくり選ぶことができます。12月に予約やご購入される方もいらっしゃいますし、まずは下見に来られ、お正月にご家族で相談をし、1月にご購入という方も多いようです。
1月中旬以降になると、種類が減ってくることもあり、お気に入りのお人形を見つけるには、お早めに見に行かれるとよいと思いますよ。
◆雛人形をはいつから飾れますか? また、場所はどこがいいですか?
飾りはじめについて
普段は、節分の豆まきの翌日が「立春」ということで、この日から春になりますのでこのころから飾り始めます。初節句の方は、お披露目の意味も込めて早めに飾られる方も多いです。
飾る場所について
以前は、和室や床の間に飾るのが一般的でしたが、最近は、家族の集まるリビング、子ども部屋、玄関などに飾る方も多く、「ここに飾らなければいけない」または「飾ってはいけない」という場所はございませんので、ご家庭で相談されて「ここがいいね」と思う場所に飾ってあげてください。
◆雛人形を選ぶときのポイントを教えてください。
お節句の飾りは、お子様が生涯を共にする品です。
生涯楽しむとなると年齢に応じて楽しみ方も変わってきます。
私どものお店の選ぶポイントは
①長持ちする素材
②飽きのこない造形
③職人のこだわりと技術、
「でもそれって高価なんでしょ」とお思いの方もあるかと思いますが、
様々な価格帯でご用意がございますし、一般的なものや流行のものも用意してございますので、
是非お店で実物を見ながら、違いを確かめて頂ければと思います。
普段から買いなれた買い物ではないと思いますし、見た目だけではなく中身を知って選ばれた方が、より納得のお買い物をして頂けると思います。お値段に差がなくても、内容に大きな差があります。
カタログやネットの画面では、実際のサイズ感や色合いの違いによるトラブルがまだまだ多いようです、やはり実物を見て選ぶ事と、購入後の事も考えると安心のできるお店をお選び頂きたいと思います。様々なお人形についての疑問をしっかりとお答えできるお店かどうかというお店選びもまたポイントのひとつかもしれません。カタログやネットには載らない品も沢山ございますのでまずは実店舗で見られるのがいちばんです。
人形のたいらでは、毎年お節句に雛人形を飾ることでお子様自身が、物を丁寧に扱う事を覚えたり、季節を体感したり、作法を学んだり、自主性や感性が育まれるよう、お子様が小学校にあがるまでの年齢にあわせた楽しみ方もご案内しております(節句子育て教室)。ぜひ、どんなお節句をお子様と過ごしたいかをワクワクと想像しながら、お選びください。
◆最後に、人形のたいらさんよりメッセージをお願いします。
愛するお子様と生涯を共にする大切なお人形だからこそ、納得の雛人形と出会えますように。
「雛祭り」だから飾っておかねばと、「しなければ」と飾るのではなく、雛人形を準備し、飾り、しまうまでの期間をぜひお子様とのコミュニケーションの時間としても、楽しんでいただけたらと思います。
雛人形は高価なもので、なるべく子どもに触れさせたくないと思う時期もありますが、親御様が丁寧に大事に扱う様子を見て、お子様も同じように扱うようになります。雛人形の傍に、お子様とのお散歩中に摘んだ花や草を飾ったり、朝起きるときや寝る前にお人形にご挨拶をしたり、日常の中で雛人形を身近に感じ、お節句を楽しんでいただけたら嬉しく思います。
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人形のたいら様、ありがとうございました!
平社長にお話を伺いながら、私が知っている【雛祭り】や【雛人形】のことは、本当に一部分でしかなかったんだなと思いました。
こんなに雛人形の種類があるだなんて知らなかったのはもちろん、雛人形って「大事なもの」だから、我が子が小さな時に飾るときは、子どもが壊したりしないかヒヤヒヤして、なんなら触らないでほしいとも思っていたのですが・・・
雛人形を子どもと飾ることで、子どもにとって心の成長を養うことができる機会だったなんて、全然浮かばなかったです。
知ったら、きっと広い心でいれたし、もっと飾ることを楽しめたと思う。
たくさんお話を伺って、「え!そうなんですか?」と知らなかったこともたくさんありました。どれも「娘たちが初節句する前に知っておきたかった」と、ちょっと悔やみました。。。孫ができたら、次こそは。
これからお節句のお人形購入をご検討されている方、平社長とぜひお話しされてみてくださいね。
数年後「知っててよかった」と感じると思います。
【人形のたいら様のご紹介】
倉吉市の観光スポット・白壁土蔵群のすぐ近くにある「人形のたいら」は、
創業大正2年、節句飾り(ひな人形、五月人形、鎧、兜、鯉のぼり)の専門店。
品質や価格はもちろん、お子様を主役とした選び方など専門店ならではの豊富な知識と品揃えが自慢です。
お節句の事なら何でもお気軽にご相談下さい。
量産の品とは一線を引くこだわりの数々があり、誇り高き職人の技に感動
(美しい!!!)
【石川潤平・石川佳正・石川泰大・力石甲人・竹垣諒・磊楽人形工房】
人形のたいらは、山陰唯一の正規販売特約店です。
桐箱に全て収納できるので管理もしやすく、お子様が持ちやすいサイズ、重さ。
【令和逸品飾り】 小さな手に持てる大きさ、重さでセットされているので、自分でお人形のお世話をしながら学び・楽しむ事ができる飾り。
みなれた風景がお着物に。(隠れミッキーみたい^^)
【総手描き彩色 ふるさと雛「ふるさと雛 鳥取県」「ふるさと雛 倉吉」】
日本で唯一の手描き彩色作家 竹垣諒は手描きでお人形に直接絵を書き入れる職人です。
身近な自然の風景や草花、物語を美しい配色で一つ一つ丁寧に描きます。
<お問い合わせ>
人形のたいら
営業時間 9:00-18:00
定休日 水曜日
鳥取県倉吉市西町2708
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